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こどもの健康週間シンポジウム
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予防接種で守る子どもの未来

【令和7年度 こどもの健康週間 チラシ】

令和7年度の「こどもの健康週間」では、予防接種をテーマとしました。予防接種は、病気に対する免疫を獲得でき、接種を複数回行うことで免疫を強くすることができます。
病気を予防して、重症化を防ぐことができます。また、子ども達が予防接種を受けることで、病気から個人を守るだけでなく、集団免疫効果によって、園や学校での感染症流行を阻止する効果もあります。
今回、年々種類も増え複雑化している定期予防接種を学ぶための講演会を企画しました。ぜひ参加をお願い申し上げます。

日時
令和7年10月19日(日) 13:30〜 開会
WEB(LIVE)配信のみ。
HPからの事前登録制
主催
大阪小児科学会
共催
大阪小児科医会・大阪小児保健研究会
後援
大阪府医師会
講師
峯 眞人 先生(医療法人自然堂 峯小児科 理事長)
参加資格
医療従事者、保育士、教論、行政担当者に限定します。
定員
先着500名
事前登録
令和7年9月1日(月)正午 〜 10月14日(火)正午
登録はこちらから
講師への
質問募集
講演会当日は残念ながら、参加者の皆様は直接講師に質問することが出来ません。
質問のある方は、テーマに沿った内容で100字程度にまとめて下記アドレスにお送りください。
多く寄せられた質問について講師より回答させて頂きます。
受付締切:10月14日(火)まで
質問受付:healthweek@osaka-peds.org
プログラム

13:30〜13:35

開会あいさつ

13:35〜14:35

「ぜひ知ってほしい、新しく導入された子どもたちを守るワクチンの大切さ‼」
講師:峯 眞人 先生(医療法人自然堂 峯小児科 理事長)

14:35〜14:55

質疑応答

14:55〜15:00

閉会あいさつ

抄録
「ぜひ知ってほしい、新しく導入された子どもたちを守るワクチンの大切さ‼」
講師:峯 眞人 先生(医療法人自然堂 峯小児科 理事長)

COVID19が5類感染症に変更なって以来、しばらく鳴りを潜めていた多くの感染症が一気に増えはじめ、子どもたちは繰り返す風邪症状のために小児科を受診する機会が増えてしまっています。
これらの風邪症状を呈する多くの急性呼吸器感染症(ARI)はワクチンで防ぐことができない感染症ですが、ワクチンで防げる病気(VPD)も少なからず存在します。
我が国のワクチン制度は10数年前までは、諸外国の制度に比べて大きく遅れていました。ワクチンの種類が少ない、接種回数が不十分、多価ワクチンが少ない、接種手技が異なるなどの違いは「ワクチンギャップ」と称され、大変不名誉な評価がなされていました。
しかしその後度重なる制度改正や新ワクチン導入などにより、ここ1〜2年でワクチンギャップのかなりの部分が解消されました。
しかし百日咳関連ワクチンであるDPTの接種回数が少ないこと、ヒトパピローマウイルスワクチン(HPVワクチン)の男性への接種がほぼなされていないこと、新生児や早期乳児を感染から守るためのRSウイルスワクチンやDPTワクチンの妊婦への接種が進んでいないこと、諸外国では最も一般的な不活化ワクチンの筋肉注射が進んでいないことなど、未だ解消されていないギャップも残っています。
本講演では日本で2024年4月1日に導入された、多価ワクチンである5種混合ワクチン、さらに広い血清型の肺炎球菌に効果のある15価肺炎球菌結合型ワクチン、同年10月1日に導入された20価肺炎球菌結合型ワクチン、さらにこれらのワクチンの接種手技として筋肉注射が可能になったこと等についてお話します。
また未だ進んでいないRSウイルスワクチンやDPTワクチンなどの妊婦接種ワクチンの意義や、ジェンダーレスという理念から男女の区別なく接種が必要なHPVワクチンについても触れたいと思います。
そして最後に現在日常的に接種されているワクチンにおいても、接種率が低下したり接種計画に不備があると、ポリオや麻疹、百日咳などのように忘れかけていた感染症が復活してしまうことがあることなどについても少し触れることにいたします。

令和7年度こどもの健康週間アンケート こちらから

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